ハーバード大学教育学部プロジェクト

2013年3月

どうして、英語の習得までの道のりが、ある国の生徒にとっては容易で、ある国の生徒にとってはとても困難といった差が生まれるのでしょう。どうして、ロシア・中国の学生への最も効果的な英語教授法が、英語圏で用いられているオーソドックスな教授法と異なるのでしょう。英語を身に付けるための効果的な指導方法はどんな方法なのでしょう。 イー・エフ・エデュケーション・ファースト(以下、「EF」)とハーバード教育大学院(HGSE)はこのたび、英語習得の謎を解明し、言語学習方法論を進めるための調査を行なうことを発表しました。

共同研究ではまずはじめに、学生はどのように英作文を書く力を身に付けるかということに注目します。パオラ・アッセリ准教授とHGSEの言語学研究チームは、ロシア人、中国人やEFのコースを受講した英語のネイティブスピーカーのに学生たちが提出したエッセイを対比し、どの国の、どの世代の英語学習法が、英作文を作るのにあたり役立ったっているのかを検証します。

世界有数の語学教育機関であるEFの語学学校にはからさまざまな国から留学生が集まります。そのEFの莫大なデータをHGSE研究者が調査するこのプロジェクトでは、世界中の英語学習者のための新しい学習方法を生み出すチャンスでもあります。

「私たちは、語学教育を常に革新し続けていくことに誇りを持っています。」とEFのフィリップ・フルト共同会長は話しました。
「私たちとHGSEチームの研究者は、今回の調査結果が将来の英語学習者たちがより効果的に学ぶための方法を構築することにつながると考えています。」

EFとHGSE研究者は、EFが持つ何百万件もの"ビッグデータ"を活用し、従来のテキストを使った学習での効果や各国で行われている英語指導での習得傾向を把握し、新しい英語学習法を作るための検討を重ねます。

アッセリ准教授は今回の調査について、「この研究は、さまざまな国の学習者が効率的に英語を学ぶためのサポートとなる教授法を発見する可能性を大いに秘めている」と述べています。