ハイフンとダッシュ

ハイフンは二つ以上の言葉を繋ぎ、ダッシュは言葉を幾つかの挿入句に分けます。これらは見た目が良く似ていますので、混同しがちですが、使い方が異なります。ハイフンにはスペースがつかないのに対して、ダッシュの両端にはスペースが必要です。

ハイフン

一般にハイフンは、混乱やあいまいさを生じさせずに二つの言葉や言葉の部分を繋ぐのに使われます。複合語にハイフンが必要かどうか定かでない場合は辞書で確かめてください。ただし、あなたの辞書が出版されて以来、現在までに使用法は変わっているかもしれません。

  • run-down
  • up-to-date

文字が衝突したり、接頭辞がついたり、家族関係を表すような場合、ハイフンが文書の明瞭さを保つ場合もあります。過去にハイフンで結ばれていた言葉の多くは、ハイフンを省略し、ひとつの言葉になっています (email, nowadays)。

  • co-operate
  • bell-like
  • anti-nuclear
  • post-colonial
  • great-grandmother
  • son-in-law

ハイフンが文の意味を変える場合もあります。

  • I am thinking of re-covering my sofa (= 新しいカバーに替える)
  • I would like to recover my sofa. (= 貸した、あるいは盗んだ人から取り戻す)
数字のハイフン

twenty-oneから ninety-nineまでの複名数にハイフンを使います。

  • fifty-one
  • eighty-nine
  • thirty-two
  • sixty-five

分数を文字で書く場合、分子と分母にすでにハイフンがついている場合を除き、分子と分母の間にハイフンを置きます。.

  • two-fifths
  • one-third
  • three-tenths
  • nine-hundredths
  • sixty-nine eighty-ninths

数字が複合形容詞の一部である場合ハイフンを使います。

  • France has a 35-hour working week.
  • He won the 100-metre sprint.
  • Charles Dickens was a great nineteenth-century novelist.

ダッシュ

ダッシュは角括弧を使う時と同じような方法で、挿入句やコメントを加えるのに使います。ダッシュはあまり正式とは考えられていませんので、正式な文書では、ダッシュより角括弧を使うべきです。ダッシュは文章内で強調を与えるために使うこともできます。

  • You may think she is a liar - she isn't.
  • She might come to the party - you never know.