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海外の高校卒業資格 !その違いは?

海外の高校卒業資格 !その違いは?

イギリスに高校留学する際に、重要になることの一つがプログラムを選ぶことです。EF Academyオックスフォードでは2つのプログラムを選択することができます。一つはA-Level(the General Certificate of Education Advanced Level)、2つ目がIB(国際バカロレア)です。この2つのコースは16歳以上で、かつ高校の最後の2年間で受講するもので、有名な 海外の高校卒業資格 です。

しかし、大学入学を見据えたときにどちらのプログラムが良いのでしょうか。それは生徒の趣向性や大学に行く目的によって変わってきます。以下で2つのコースに関して紹介しますので、どちらのコースが自分にあっているのかチェックしましょう。

A-Level

A-Levelプログラムは2つのフェイズに分かれます。AS LevelとA2 Levelです。AS LevelはA-Levelの1年目に受講するもので、2年目のより高いレベルの授業に向けての基礎となります。生徒は2年目に入る際に、1年目に履修したいくつかの科目の履修を取りやめることができます。ですので、A2 Levelで少なくとも3つの科目を修了すれば、AS Levelで受講した科目の資格も取得することができます。A2 Levelの科目は生徒の最終成績となるもので、AS-Levelはカリキュラム上、別換算となります。A-Levelの科目はそれぞれが4つのモジュールによって構成されています。

A-Levelの成績はEからA*まであり、AS Levelsの成績は小文字でaからeでつけられます。

IB(国際バカロレア)

IBは6つの教科から構成されており、生徒は以下の領域:第1言語、第2言語、人文科学、理科、数学、それぞれから1つの科目を履修する必要があります。残り1科目に関しては芸術の分野で履修するか、上記のほかの領域でもう1科目履修するかです。また、生徒はより深い知識を身に着けるために、3つの科目に関してはハイレベルで履修する必要があります。(生徒自身が興味のあることや、将来につながる科目をハイレベルで履修することが望ましい)

また、IBはコアと呼ばれる必須項目を有しています。コアは、課題論文、知の理論、創造性・活動・奉仕の3つで構成されています。これらは、創造性、行動と奉仕のために存在し、生徒に刺激を与えるために存在します。

どちらを選択すべきか?

イギリスの大学に進学しないのであれば、IBの方が良いでしょう。なぜなら、IBは国際的なプログラムであり、約90か国で認められた国際的なプログラムだからです。しかし、イギリスの大学に進学することに決めているのであれば、A-Levelの方が良いと思います。なぜなら、A-Levelは伝統的なイギリスの高校卒業資格だからです。

A-Levelは大学進学プロセスに面接を含んでいる大学に対しても有効です。医療系分野や、オックスフォード大学、ケンブリッジ大学では面接が必要であり、面接で聞かれる質問はA-Levelに関連しているものが多いです。また、A-Levelでは学ぶ科目数が少ない分、1つの科目に割ける時間が長く、学ぶことはかなり専門的です。大学で学びたい分野のより深い知識を高校で身に着けることができます。

一方で、大学での専攻を決めかねている場合、IBの方が良い選択と言えます。IBはより広い範囲を学ぶため、生徒はあらゆる領域の知識に触れることができます。加えて、IBを履修することで、生徒は研究論文などに取り組む必要があり、大学レベルのタスクに効果的に慣れることができます。

しかし、IBを履修すると学ぶことが多く、大変なのも事実です。遊びが第一で勉強が嫌いな人は履修すべきコースではないかもしれません。

Written by Ana Luiza Loio, former IB student at EF Academy Oxford