EF EPI 英語能力指数について

分析方法

EF EPI英語能力指数は版を重ねる度に、 信頼できるソースとしてジャーナリストや 教育者、選出議員、ビジネスリーダーなど に引用される機会が増えてきました。EF は、現在も世界中で続いている英語教育 に関する議論に貢献できることを嬉しく 思っています。EF EPI 第 8 版は2017 年に EF英 語 標 準テストを受 験した 世 界 中 の 130万人を超える受験者からのデータに 基づいています。

EF 英語標準テスト (EF SET)

EF SETは、オンラインで受けられる読解 力とリスニング力を測る適応型英語テス トです。当テストは標準化され、客観的に スコア付けされており、受験者の語学能 力をCommon European Framework of Reference(CEFR)によって定義された6 つのレベルの一つに分類できるよう設計 されています。EF SETはすべてのインタ ーネットユーザーに無料でご利用いただ けます。EF SETの研究および開発につい ての詳細は、www.efset.org/research/ をご参照ください。

EF EPI 2018 の各国スコアには、TOEFL iBT 2017の各国スコア(r=0.82)および IELTS Academic Test 2016の各国スコア (r=0.71)と強い相関関係があることがわか りました。このような相関関係から、これら の試験にはデザインや受験者のプロファ イルに違いがありながらも、国の英語能 力において同様の傾向があることが分か ります。

受験者

EF EPI英語能力指数の試験受験 者サンプルは、回答者が言語学習の意欲 がある人、および若年成人に偏り気味で はありますが、男女の人数に差はなく、幅 広い年齢の成人言語学習者が含まれてい ます。

  • 女性回答者はサンプル全体の60%を占めています。
  • 成人受験者の年齢の中央値は2 6歳です。
  • 全回答者の86%が35歳未満、99%が60歳未満となっています。
  • 受験者の年齢の中央値に男女の差はありません。

この指数には、受験者数が400人以上の 受験者の都市、地域、国のみのデータが使 用されていますが、受験者数が400人をは るかに超えている場合がほとんどでした。 キューバ、カタール、モンゴル、アンゴラ、 カメルーン、ラオスは以前のEF EPIに含 まれていましたが、本年度は受験者数が 400人に達しませんでした。

サンプルの偏り

この指数の中に表されている受験者は任 意で受験した人々であり、その国全体のレ ベルを代表するわけではありません。英語 を勉強したいと思っている人、あるいは自 分の英語スキルを知りたいと思っている 人だけがこの試験を受けているため、一 般人口よりも高いまたは低いスコア結果 になっている可能性があります。しかしな がら、テスト結果は個人使用のみを目的と しており、受験者には不正行為によって利 害に関係ないこのテストの点数を上げる というような動機は存在しません。

この試験は無料でオンライン受験ができ るため、インターネット接続がある人なら 誰でも参加することができます。受験者の 大多数が成人労働者または学業を修了し たばかりの若年成人です。インターネット にアクセスできない人は自動的に除外さ れてしまいますが、EF SETのサイトは完 全適応型で、受験者の30%が携帯端末で 受験しています。

インターネットの使用率が低い地域の結 果では、オンラインの普及状況の影響を 大きく受けていると考えられます。このよ うなサンプリングの偏りは、低所得や教育 を受けていない人々を含まないことによ り、一般人口の平均スコアよりも実際のス コアを高くする傾向があります。それでも なお、インターネットを使った自由参加型 の試験方法は、広範囲にわたる指数につ いての膨大なデータを収集するのに効果 的であり、世界における英語能力レベル について価値のある情報を提供うるもの だと弊社は信じています。

 

スコアの計算法

EF EPIスコアの計算はEF SETの100ポイ ント評価を使用して行っています。地域平 均は人口によって補正されています。それ ぞれの国はスコアに応じて能力別グルー 結論A プに分けられています。能力別グループ に分けることで、どの国が同等の英語スキ ルを持っているか認識でき、地域内およ び地域間での比較も可能になります。能 力レベルは、ヨーロッパ言語共通参照枠 (CEFR)とEFのコースレベルの基準で区切 られています:

  • 非常に高い英語能力は、CEFR レベルのB2に相当します。
  • 高 い 、標 準 的 、お よ び 低 い 英 語 能 力は、CEFRレベルのB1に相当し、各能力 グループがそれぞれ一つEF コースレベルに相当します。
  • 非常に低い英語能力は、CEFR レベルの A2 に相当します。

その他のデータソース

EF EPIはEUROMONITORやGALLUPな どの世論調査組織が行っている調査や OECDが行っているPISAやPIAACなどの 技量調査とは全く異なった作業手順で作 成されています。これらの調査では、年齢、 性別、教育レベル、収入などのさまざまな 要因を使って調査参加者を選択していま す。このようなパネル調査は小規模になる 傾向があり、多くても1か国または1地域あ たり数千人の参加者となりますが、複雑な サンプリング手法を使用して調査を行うこ とにより、その結果は人口全体の傾向を 表すと考えられています。残念ながら、こ のような英語スキル調査が国際レベルで 実施されたことはありません。

英語能力に関するもう一つの参照データ は、 国家の教育制度によって作成された ものです。多くの国々がすべての高校生に 対して、または大学受験者に対して標準化 した全国的評価試験を使った英語スキル の評価を行っています。試験の結果は、公 開されているものも非公開のものもある かもしれませんが、教育者と政府関係者 は教育改革の有効性の評価や、改善が必 要な分野を特定するために試験結果を利 用しています。残念なことに、このような全 国的評価は国家間で比較可能なものでは なく、さらに成人は実施対象となっていな いため、世界の一地域における高校生の 英語能力を知るための良い指標であるに もかかわらず、国家間で比較することも成 人の英語能力レベルについて知ることも できません。

EF EPI は、国家試験の結果や言語世論調 査 データ、その他いかなるデータと競合 することも、否定することも目的としてい ません。このようなデータセットはお互い を補完し合うものであります。1つの年齢 グループ、国、地域、受験者プロファイル だけに焦点をあてた精細な情報も存在し ています。EF EPIは共通の評価方法を用 いて、世界中の労働年齢の成人を幅広く 調査しています。これだけの規模と照準を 持ったデータは他には存在しないため、 いくつかの制限はあるものの、弊社は多く の政策立案者、学者、分析者とともに、英 語教育について世界的な議論をする際の 価値ある参照基準になると考えています。

EF EPIのリサーチシリーズには次の2種 類のレポートがあります:成人の英語能力 を分 析した 主 要 なレ ポートであり、毎 年 発行されるこのEF EPIレポート、世界中 の中学生、高校生、および大学生の受験 者を対象とした、隔年発行のEF EPI for Schools(EF EPI-s)。今年は、EF EPI第8版 を公開しました。EF EPI-s第2版は 2017 年に公開されています。EF EPIのすべて のレポートは、www.ef.com/epiからダウ ンロードすることができます。

EF EDUCATION FIRST (イー・エフ・エデュケ ーション・ファースト)

イー・エフ・エデュケーション・ファースト (www.ef.com) は、1965 年に「opening the world through education」(教育を通 して世界を切り開く)を使命として創設さ れ、現在、50か国以上に500を超える学校 とオフィスを所有する国際教育機関で、語 学、学術、文化交流を中心とした教育事業 に取り組んでいます。EFは、東京2020オリ ンピック・パラリンピックのオフィシャル言 語トレーニングパートナーです。EF 英語 能力指数はSignum International AGに よって発行されています。

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