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日本で完全日英バイリンガルになる方法とは?EFチャレンジ2019

日本で完全日英バイリンガルになる方法とは?EFチャレンジ2019

2019年6月1日に、EFチャレンジ2019の最終選考会をEF東京オフィスで行いました。見事、最優秀賞に選ばれた静岡県の高校2年生、早川さくらさんは、ご自身は日本で生まれ育ち、ご両親も英語をお話しにならない環境で、完全なバイリンガルになられた、という異例の経歴をお持ちです。日本で完璧に英語をマスターした、早川さんの学習法とは、一体どのようなものなのでしょうか?英語教育、学習全般において注力されていたことを、早川さんのご両親とさくらさんご自身にインタビューをしました。

日本でバイリンガルを育てる秘訣

ご両親「親子の会話は日本語でしていました が、日本語と英語の割合が自宅、学校でも出来るだけ半々になるように心がけました。日本人と英語Nativeの先生が教える幼稚園に入り、自宅ではテレビ、本、CDによるインプット。幼稚園の年長時には文法の基礎を教える教材を使いました。幼稚園だけで、別途英語教室へ通うことはしていません。」

さくらさん「幼稚園の頃は Dora the Explorerなどテレビ番組を英語で見ていました。英語の本は、Magic Keyというシリーズを、初めに聞いて読み、次に声に出して読むということを繰り返しました。」

ご両親「小学校1年~2年生は公立の小学校へ行かせましたが、週1回は地元の教会でアメリカ人の牧師から聖書のお話を聞いたり、英語でアメリカの文化、宗教のお話もしていました。さくらが本が好きなので、英語の本をたくさん買いました。」

さくらさん「小学校低学年の頃は、Audibleで聞きながらたくさん本を読みました。小学校3年生のときにはHarry Potterを全巻英語で読んだり、私自身が好きなファンタジーの本をたくさん読みました。他には、オンラインコースを週2回受けていて、Maria先生と学校での出来事を話したり、本を使って音読の練習をしたり。発音や意味が分からない単語は先生に質問したり、本の内容を要約する練習をし、自分の意見を英語で伝える力が身に付いたと思います。

加藤学園暁秀初等学校のイマージョンコースへ編入

様々な取り組みを経て、小学校3年生時にはほぼ、英日のバイリンガルだったというさくらさん。1日の約半分を英語で過ごすという、加藤学園のイマージョンコースへ小学生にして編入されました。小学校5年生から中学1年生までは、Spelling Bee大会(英単語の綴りを競う大会)に出場したり、小学校6年生時には英検1級を取得するなど、数々の記録を残しています。

さくらさん「中2の夏休みに5週間、アメリカのChoate Rosemary Hallに留学しました。英語、数学、スピーチなどのクラスを取り、すべてのクラスでHonorsの成績を収めました。**私は日本で英語を学んできましたが、アメリカでも通用するとわかり、自信につながりました。**中3になってからはSATの勉強を始め、高1の5月にSATを受験。1590/1600点でした。」

ご両親「SATで高得点を取った後は、FedEx社主催の国際ビジネスコンテストを控えていたので、英語でビジネスの勉強をしていました。高1の後半は、スタンフォード大学の授業を日本に居ながらにして受講できる、Stanford e-Japanという講座を受けていました。」

さくらさん「Stanford e-Japanは日米の社会、文化、政治について英語で学ぶプログラムです。このプログラムを通じて、日米間の異なる物の見方を知り、もっと日本の外へ出て、多様な人々と一緒に学び、刺激を受けることができる環境に身を置きたいと思うようになりました。そのためアメリカに留学したいと思うようになり、コネチカット州にあるボーディングスクールのChoate Rosemary Hallを受験しました。」

アメリカの高校へ留学が決まったさくらさん。入学するまでの準備はどうしているのでしょうか?

さくらさん「2019年1月からは英語でComputer Scienceやプログラミングの勉強を始めました。今は、ハーバード大学が高校生向けに提供しているオンラインコースで、Computer Scienceの基礎を学んでいます。早く、新しいものを作り出したり、身の回りの物を制御したりする力を身に着けたいと思っています。私は奨学金を頂いてアメリカへの高校留学をさせて頂きます。その為、私が 恩返しできる事としてアメリカでの学生生活を日本の中学生や高校生に伝 え高校留学の魅力を広めたいと考え、ボーディングスクールに関する情報提供、進学相談を行う、BSAJという団体のメンバーになりました。 そこで沢山の私と同じように海外へ出て勉強されている先輩達に出会いまし た。全てのメンバーが英語も日本語もできて当たり前という環境に私も入ることが出来、先輩たちにサポートして頂きながら私の経験を後輩に伝える活動 を少しずつ始めています。 」

ボーディングスクール修了後は、日本の大学への進学を検討中のさくらさん。大学在学中に、交換留学などで海外の大学生活も経験し、日本とアメリカの大学生活を両立されたいと語っていらっしゃいました。日本の高校からアメリカの高校への編入や、日本と海外の大学生活の両立など、学業のあらゆるオプションを駆使されています。皆さんも、海外留学を視野に入れて、ご自分の可能性を広げてみませんか?

早川さくらさんの英語学習に関わる主な実績

時期

学年

実績

2014年

小6

英検1級合格

2015年

中1

TOEFL iBT 111点/120点 取得

2016年

中2

Murata Family US-Japan 奨学金取得。Choate Rosemary Hall summer Programsに参加。

2018年

高1

SAT 1590点/1600点 取得。

2018年

高1

Fall 2018 Stanford e-Japan Program, Stanford e-Japan award

2019年

高2

EFチャレンジ スピーチコンテスト 最優秀賞

2019年

高2

Choate Rosemary Hall 入学、Murata Family US-Japan 奨学金

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