留学で生涯のパートナーと出会いました

新卒で航空会社の地上職として働いていました。本当は客室乗務員になりたかったのですが大手の航空会社が倒産した年でもあり航空会社が就職難。でも、いつか夢を叶えるために英語力を上げておこうと考え退職してオーストラリア、ブリスベンに留学を決めました。

オーストラリアでの8ヶ月間は想像以上に密度の濃い時間でした。

通学2日目の電車の中、オーストラリア政府に勤めているサラリーマンと仲良くなって毎朝一緒に会話をしながら通学したり、ホリデーは国籍の違う友達とシドニー、メルボルンに旅行に行ったり、学校ではヨーロッパ系のクラスメイトが多く自分の意見をしっかり言ってたり英語の?み込みがが早かったりで、負けるものかと頑張ったり…

そのおかげで以前に比べて英語力があがったのはもちろんのこと、自分の意見をしっかり持つようになったり、考え方が広がり世界中にたくさんの友達ができました。

そして沢山できた友達の１人、同じクラスのベルギー人は現在の私の夫です。

今でも横にいるのが不思議なのですが…彼は同じクラスでずっと私の隣に座って授業を受け授業が終われば帰っていきクラスメイトでパーティーをすれば放課後に会うくらいでした。ただ、やたらに優しく、話す時に近い。とは思っていましたがヨーロッパ人はこんなものだと思っていました。今になって思えばとってもシャイな彼ながらのアプローチだったそうですが気がつかず彼の優しい友達が私にこっそり教えてくれ、知りました。

それから少しして交際を始めて2ヶ月、彼は留学を終え帰国。私もその2ヶ月後に留学を終え帰国しました。半年はお互い仕事もあり週に数回の電話のみでしたが年末年始のお休みを利用して彼の住むベルギー、そしてお隣の国フランスパリに旅行に行きました。

そして、その4ヶ月後に彼が日本に3ヶ月の日本語留学生として日本に滞在し帰国。それから2ヶ月後、私はベルギーで生活をスタートさせ現在に至ります。

文章にすると簡単ですが留学で出会い、遠距離、そして一緒に住む為に母国を離れる決断をして異国で生活を始める事は簡単な事ではありませんでした。

また、ベルギーでの生活は留学とは違って同じ境遇の友達が周りにいない。そして、勉強の為でなく生活する為なので自分でやらなくてはいけない事が多い、他言語エリアであるブリュッセルに住んでる事から言語の問題。慣れるまで沢山の困難がありましたが彼の支えもあり乗り越える事ができました。

今はお互いにオーストラリアに行くきっかけとなった夢をベルギーで叶えようと応援しあいながら頑張っています。

そして夢が叶ったとき２人の原点であるオーストラリアにまた訪れようと決めています。私にとって留学は一生のパートナーと出会い人生の糧となる事を多く得ることができた貴重な時間でした。