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世界のちょっと変わった春の伝統8つ

世界のちょっと変わった春の伝統8つ

長い冬も終盤に近づき、微かに残る憂鬱さを追い払うように、気分も晴れやかになる春の訪れを心待ちにしている人も多いはずです。春を迎える喜びは世界中同じですが、迎え方が異なるようです。国によって新しい季節の迎え方はそれぞれ異なり、夜のお祭りだったり、パレードを開く国もあったり、食事による祝杯の仕方であったりそれぞれです。

祝い方の違いがどう具体的に違うか気になりますよね?その疑問にお答えしましょう!各国でどのように祝っているのか調査し、世界で面白いと思った春の伝統行事をピックアップしました。

春の訪れを感じる世界の伝統8つ

1.タイ 『ソンラクーン・フェスティバル』

毎年行われるこちらのフェスティバルは、春分の後すぐ開催されます。ソンラクーンは、サンスクリットの“占星術の通り道”から由来し、タイではお正月のように祝われます。お祭りでは仏教の僧院へ行き長老へ挨拶し、その後は水掛けをします。北部のチェンマイの首都では、最大で6日間続く一番大きなイベントです。現地の人や旅行者などは、通りへ行き、大砲のような水鉄砲、高圧ホース、バケツを備え、通りかかる人へ水を掛けます。子供、大人、お年寄りまでみんな大音量の中踊って参加する伝統行事です。

2.アメリカ 『ホワイト・ハウス・イースター・エッグ・ロール』

1814年に始まったと言われているこの『ザ・ホワイト・ハウス・イースター・エッグ・ロール』は毎年復活祭の日に開催されます。この楽しい伝統行事に、子供がホワイトハウスがあるワシントン D.Cに集結し、ホワイトハウスの芝生の上を、木でできたスプーンで卵を転がし、誰が最初にゴールするか競い合います。この競技に参加する子供達は、イースターエッグと賞品をもらえます。子供達の頭の中はご褒美で頭がいっぱいのため、やる気も一段と高く見えます。お祭りは、アメリカ大統領とそのご家族、さらにイースターバニーが観戦しています。元気なみんなの姿と、ところどころに施された色とりどりのデコレーションで、イベントは毎年注目されています。

3.北インド ホーリー

世界で最もカラフルなお祭りと言われる『ホーリー』はヒンドゥー教徒のお祭りです。このお祭りでは、色彩豊かな粉をみんなで投げ合います。これは、春の季節にあった色調とともにインド神話に登場する神に敬意を払う行いとされています。ホーリーは夜まで続き、お祭りは見事なまでにカラフルに色づき、冬の終わりと春の訪れを喜ばしくお祝いします。予習をしないで参加すると痛い目に合うぐらいクレージーな体験のため、必ず下調べをしておきましょう。

4.中央アジア ノウルーズ

ノウルーズの語源は『ノウ(新しい)』『ルーズ(日)』からきています。イラン暦の最初の月の一日目と、春分の日(だいたい3月21日周辺)に祝われ、この“新たな日”が新しい人生、新しい始まり、自然の生まれ変わりを象徴します。それぞれの国に違いがあると同時に、祝う日も異なります。共通の儀式として、家掃除で始まり、すぐに日付が変わると同時に焚き火をし、正装して家族との時間を過ごします。新年の13日目には、人々家を離れ、友人や家族と交えて公園などの屋外で音楽やダンス、食事をして過ごします。

5.イギリス、グロスター州 クーパーズヒルのチーズ転がし祭り

毎年、第2バンク・ホリデーの週末の間、グロスター州のチーズ転がし祭りがクーパーズヒルで開催されます。ブリストルから車で1時間の場所に位置し、当たり障りのない響きのイベントのように聞こえますが、実は名前以上に危険なイベントです。チーズの車輪が急な丘を転がし、その1、2秒後に挑戦者が追いかけます。最初にゴールを切った挑戦者が勝者です。アザ、血まみれの膝、骨折は、この激しい伝統行事の恒例となっています。若干粗い方法で春を迎えるように感じますが、200年以上の伝統があり、年配から若者まで幅広く地域の人から支持され続けています。

6.ボスニア シンブリハダ

シンブリハダ、日本語にすると“スクランブルエッグのお祭り”と訳されるこのお祭りは、ゼニツァのボスニアの町で春一番に祝われます。夜明けに、ボスナ川の土手に人が集まり、配られるスクランブルエッグをいただきます。みんな友人、家族、または訪問者などと個性溢れる各々の朝食を分け合って、お酒を飲んで、音楽を楽しんで春の初日を迎えます。

7.メキシコ テオティワカンの春分

毎年、何千人という人々が、白い衣服に身を包み、メキシコシティから30マイル北東に位置する巨大なテオティワカンのピラミッドに春分を祝うため集まります。年に一度、3月20日または21日に開催され、多くの参加者は、エネルギーがより放出される頂上に近づくために早朝を利用して360段のピラミッドの階段を登ります。空に向かって腕を上げ、太陽の暖かさに恩恵を受けることで、その年のエネルギーを“吸収”します。

8.オーストラリア フロリアード

フロリアードは、1988年に始まりました。公園管理者のピーター・サットンと、景観設計士クリス・スロートメーカー・デ・ブルーンが、オーストラリアの200周年と、キャンベラの75歳の誕生日の、お祝いとして壮大な花のディスプレイを作る提案を、概念化しました。結果的に美しく、エキゾチックな花のディスプレイができ、地域の人からの心温まる協力によって出来上がりました。そしてそれが、毎年恒例の春を祝う日となりました。毎年、シドニーからブリスベンから何千人もの人が国内から、一ヶ月間鑑賞できる色とりどりの花々に、音楽、園芸術が素晴らしい数百本以上の花畑を一目見ようと集まります。

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