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効果的な英語教授法(3つの要素)

効果的な英語教授法(3つの要素)

指導者は常に効果的な指導法(教授法)について悩みを抱えるものです。そのため、時に、生徒に対し何を提供すべきか見失ってしまうこともあるでしょう。そんな時は、是非、今回ご紹介するEFの教授法(3つの要素)を参考にしてみてください。EFがグローバルで重要視している教授法の骨格といっても良い3要素をあなたの指導に取り込むことで、より効果的な学習環境へと変わることができるでしょう。

生徒中心

Student Centered

EFの教授法第一の特徴は授業において生徒が中心だということです。従来の授業は先生が前に立ち、一方的に生徒に教える、レクチャースタイルでした。日本の義務教育、高校、そして高等教育でも未だこの方法が主流です。EFではこの先生と生徒の関係を、根底から覆した考え方の下で授業を進めています。

授業の主役はあくまでも生徒。一番発話するのも生徒。そして先生の役割は従来の「何でも知っている教える人」ではなく、「生徒と一緒に学ぶファシリテーター」に変わります。生徒はペアワーク、もしくはグループワークを通じてお互いから学びます。これをピア・ラーニングと言います。慣れていないと「教えられている気がしない」と感じることも少なくありません。しかし、実際に発話の機会が増えて、間違ったらその場で先生が直してくれることによって、学びはより深くなり、結果的に語学力が身につくことになります。

タスクベース・ラーニング

Task Based Learning

タスクベース・ラーニングとは、実用的なテーマや課題に取り組むことで第二外国語でのコミュニケーション力を上げる教育方法です。もともとインドで提唱されたメソッドで、日本でもネイティブの講師によって少しずつ広められています。EFでもこの手法が多くの授業で取り入れられています。プレ・タスク、タスク、ポストタスクという3段階で構成され、最後には習っている言語で課題について討論したり、発表したりする力が身につきます。

では、授業がどのように進むのか、具体例でご説明しましょう。

テーマ:環境問題

プレタスク
まずは身近な環境問題について話し合います。大気汚染、水質汚染、森林破壊、オゾンホール、原発問題・・・。それぞれ英語で何と言うのか語彙を押さえて英語で描写します。また、様々な国の人たちが授業に参加しているので、国によって一番深刻な問題が異なることも合わせて学びます。

タスク
3-4人のグループに分かれて環境問題のテーマをひとつ選び、その問題を啓発するポスターを作成します。どんなキャッチフレーズがいいのか、何を訴求したいのか。相談しながらポスターを完成させます。

ポストタスク
グループごとに自分たちの思いをプレゼンテーションします。ポスターが思いと一致しているのかどうか、メッセージが伝わるのかどうか。このような観点からお互いを評価して投票し、最後に一番良かったチームが選ばれます。

ブレンド型学習

Blended Learning

人はそれぞれ学ぶ方法が異なります。ある人は聞いて覚える、別の人は書いて覚える。またある人は静かに机に向かって、そして別の人は体を動かしながら学んでいきます。この学びの違いに着目した教え方がブランド型学習です。

一般にブレンド型学習は、既存の対面式の授業にeラーニングを加えて学びに多面性を持たせることを指します。EFでは、更に一歩進んだ考え方でこのブレンド型学習を捉えて実践しています。EFが独自に開発したEF Methodという教材は、単なるテキスト教材ではなく、それ自体が動的なブレンド型学習です。

具体的に1週間の授業でみてみましょう。基礎英語の授業では、毎週レベルに合わせたひとつの大テーマを取り上げます。月曜日は教科書を使った対面授業で表現や文法、そしてタスクベース・ラーニングで学び、火曜日はパワーポイントの教材を使ったペアワーク/グループワーク。水曜日はeラーニング教材で月、火のおさらいと発音矯正をし、木曜日はソファーの部屋でリラックスした雰囲気のコミュニケーションクラス。そして金曜日にはタブレット端末を使ったインタラクティブな授業。このように、言語を立体的に捉えて学ぶので、自然にいつの間にか正しく英語を使えるようになります。

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