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シカゴ長期留学体験談~大学生、渡邉さんの場合

長期留学でEFシカゴへ留学した渡辺さん。沢山の経験を積まれて帰国しました。
シカゴ長期留学体験談~大学生、渡邉さんの場合

EFシカゴ校で2017年1月~11月までの約10か月間、長期留学をされた渡邉さん。学校以外にも、アメリカ全土を巡る旅や、ダイバーシティについて考えさせられたりと、とても濃い10か月間を過ごされました。

太陽さんのプロフィール

自称蒲田観光大使で、#蒲田プロジェクト で地元の魅力を発信している他、京急蒲田若者組(地元を盛り上げる若者組)の頭として活動しています。現在、千葉大学法学部四年生。

留学したきっかけは主に3つ

一つ、「通じる」英語

二つ、ゼロから始める異世界生活

三つ、世界一の観光立国、建築の街シカゴ

【「通じる」英語】

当然一番にくる理由は語学です。私は今千葉大学で一番受講条件の厳しい英語科目を取っていますが、やはり留学をしなかったらそこまでのレベルに伸びていなかったと感じます。理由は2つ。まず、「英語を話さなきゃいけない環境」にいれるか。私たちが英語をスラスラ話せない理由は単に、英語の使用不足です。留学のメリットはその、話さなきゃ生きられない環境に身を置くこと。次に、「EnglishとLingua Francaとしての英語」を学べること。ネイティブの話す英語は当然ながら、世界中の人と話すならLingua Francaとしての英語が必要です。中国訛りの英語、スペイン訛りの英語、インド訛りの英語、同様に日本訛りの英語、全て違います。それを違いながらも「理解できる力」これは留学に行かない限り、絶対身につきません。

【ゼロから始める異世界生活】

私は友人や周りの人に恵まれていました。困ったら助けてくれる人がどこにでもいました。だから「渡邊太陽の実力」を計りたかったのです。友達の友達もいない環境から、友情も信頼もゼロの状態から、自分がどこまでできるのかを。留学の充実度はこの「周りの人」にかかっていると思います。現地で日本人とばっかりいない、日本の友達とずっと電話しない、それが質に繋がります。

【世界一の観光立国、建築の街シカゴ】

語学留学なら上の2つで十分に事足ります。しかし、ファッション留学を超えるなら語学以上の目的が必要だと思っていました。

私の目的は

・観光収入一位のアメリカにおける各州の観光制度を知ること

・100年近い建造物が残るシカゴの建築史学

・アメリカ流「都市開発」を学ぶこと

でした。

10か月の留学中、アメリカの名所をほぼ制覇!

【10,000kmのRoad Trip】

現地でできた友人と二度にわたってアメリカ横断旅行をしました。日本二往復半の距離、計18州を周り、アメリカの観光名所はほぼ全て行き尽くしました。日本が繊細で洗練された美を謳うなら、アメリカは圧倒的な地球規模の広大さを魅せてくれます。

百聞は一見に如かず。写真をご覧ください。

[

](http://www.efjapan.co.jp/blog/wp-content/uploads/sites/10/2018/06/chicago-photo-5.jpg)

4.EFでの授業について

【頑張っているのが当たり前のGeneral English】

シカゴ校の良いところは日本人の少なさと年齢層が高いところです。私は入ってから卒業するまで日本人とは2人しかクラスが被らず、後半の半年はずっと1人でした。そして勉強熱心で時間にマメな人が多く、真面目にしていてバカにされない環境が素敵だなと思います。年齢層が高いので、いじめや差別がないのはもちろん、その人が英語を得意で知識が豊富だと分かれば、かなり人気ものになれます。友達もクラスでできるのがほとんどなので、話しかけてナンパみたいになることもありませんし、日本と違って何でも頑張っていいところでした。

またGEクラスは課外学習やプレゼン、ディベートが盛んで、上のレベルにいけばいくほど、自分の意見を相手に伝える、納得させる、論破する、よりリアルなコミュニケーションスキルが身に付きます。発言する、自主的になる、そんな人として大切な姿勢も学べたりしました

【豊富なSpinクラス】

自分で好きな科目を選べるSpinではSpeaking with Confidence という「指名された人が指名されたお題で即興の2分スピーチをする→別の人が評価する」講義を取っていました。この講義では…

英語脳   :頭の中で翻訳・変換なんてしていないで話す

プレゼン力:抑揚、高低、移動、沈黙、人を惹きつけるテクニック

自信      :みんなの前で「英語」を話す自信

が得られました。GEでインプット・Spinでアウトプットの場を提供してくれるのがEFの強みだと思います。英語に限らず、自信を得られたり、ビジネススキルを学べるのもこのSpinの魅力です。

5.留学を通じて学んだこと

【「差別」とは何か】

留学中によく目にしたトピックですが、『なぜ黒人差別はいけないのですか?』

私の中ではこの答えが出ました。

私たち日本人が黒人差別をしない理由、それは「悪い経験がないから」です。Racistと言われるトランプ大統領は、若き不動産管理者だった頃、多くの黒人に夜逃げをされた過去があり、それが彼の黒人差別意識に繋がっていると言われます。私も実はアメリカで怖い経験をしました。そして気付きました。

「黒人を嫌う人は黒人から嫌なことをされた過去がある」と。そんな経験もなく、被害者かもしれない人に「差別はいけない」という自分たちの浅慮が恥ずかしくなりました。日本はこれから益々訪日客と海外赴任者を迎えることでしょう。そうした中で、立場の違う人の「経験」に着目する大切を学べたのが、一番大きな収穫だったと思います。

7.留学は現在の生活にどう影響しましたか?役に立っているスキルや経験を教えてください。

【プライベート】

今でも毎日英語で電話している相手がいますし、学校では中国・韓国・マレーシア・イギリス・アメリカ人の友達と話しています。その時に留学したからと感じるのは寛容性だと思います。例えば中国系の人は割と大きな声で話したり、英語圏の人はストレートな伝え方をする人が多いです。その点、国ごとにこういう文化背景が日常に表れているんだと知ることができれば、不快に感じていたことも面白く見えてきます。。

ただ一番には「話しかける勇気」が持てたことでしょう。帰ってきて以降、駅や居酒屋でSmall chatを躊躇いなくできるようになりました。

【仕事】

ホテルのバイトをしていますが、「英語で電予約が取れる」のはかなり重宝されています。英語が使えるバイトを選んだのですが、”You’re great!” “You helped me a lot”と言ってもらえる上に、日本と地元の魅力をカタコトでなく心からの英語で伝えられるのは楽しいことですし、間違いなく役に立っています。自動翻訳があっても、生の言葉とイントネーションでしか伝わらないのが気持ちだと思いますし。

8.これからの夢や目標

【英語を話せるのが普通な街を作る】

それは英語のレベルではなく、英語を話していて気取っていると思われないことです。私たちは普段「ドア」と言いますようね。「戸」とは言いません。留学生が普段英語を使うとやけにカッコつけていると言われますが、そうした英語を使う人をいじってくる人は単に、自分の英語にコンプレックスがあるだけです。だから私はそんなコンプレックス捨てさせて、下手な英語でも話してみようとする意思を、背中を押してあげられる街を作りたいと思っています。就活で考えていた構想は生憎、人事部の人たちからは評価してもらえなかったので、自分なりに別の具体的方法で叶えようとしています。

【鎖国に終止符を】

外を見れば知れば知るほど、未だに日本が鎖国をしているか分かります。

私は今外国人と日本人をマッチングしてローカルガイドができるシェアリングエコノミーのアプリを作っています。これで実現したいのが

・実力社会

時給ではなく実力で決まる報酬制。

・趣味を仕事に

ボランティアや趣味で終わらせず、自身のスキルとして趣味を発信してもらい、その道のファンを増やしていく。

・ガイド観光

日本は京都のような観光名所ですら「放置観光」が横行しています。拝観料を払って自分の国のパンフレットをもらうだけ。私はアメリカの観光地でディズニーのキャストさんみたいな人をたくさん見ました。そこには「物語」があったのです。

Wind Cave National Parkでの出来事。

探検隊のような格好をした中年太りのガイドさんは「俺は胃袋にハンバーガーたくさん蓄えているから、この洞窟で迷子になっても餓死しないんだぜ」とアメリカンジョークを飛ばしながらガイドをしてくれます。

最深部にいき、周りについていたライトを減らしランプに灯をつけます。

「電気が通る前に見えていた景色はこれだ」

「そして今や電気があり岩の研究も進んだ」

「でもこんなのあんたら放っても見られる」

そして彼は電気を全て落としました。

そこには目が慣れるとともに、水色の光で輝く自然のままの鍾乳洞があったのです。

「こんなの危ないから俺たちがいなきゃ見せられないんだよ。でも、自然の本当の美しさは眩いライトで照らしたもんじゃなく、こういう生きた景色だと思うんだ」

私は彼の言葉に涙しました。そして、日本に足りないのがこれだと思ったんです。

今の世の中、歩くだけでは分からない魅力、本当の姿がたくさんあります。それを写真に撮ってインスタにあげて、それが本来の「観光」でしょうか?私はもっと見せるべき、もっと美しい、自然の、本当の、日本の光を観てもらいと思います。それに必要なのが、魅力を発信できる地元のガイドなのだと思います。だからこの手で、そのシステムを作りたいなと思います。

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