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アメリカ英語のサバイバルガイド

アメリカ英語のサバイバルガイド

あなたは英語を勉強していますね。素晴らしいです!世界で最も広く話されている言語として、15億人以上の世界中の英語話者と繋がることができるようになります。しかし、ここには落とし穴があります。何世紀にもわたって西欧諸国で使用されてきたので、イギリスアメリカではわずかに違うかたちで進化を遂げ、「アメリカン・イングリッシュ」として知られるバージョンを生み出す結果となりました。

アメリカ英語とイギリス英語の間にそこまで大きな違いがないとはいえ、スペルの違いのような、知っておくと便利ないくつかの異なるルールが存在します。ロサンゼルスで生活したり勉強するにしろ、それがロンドンであろうと、どちらのバージョンも理解するためのサバイバルガイドがここにはあります。

 

1. 正しい日付を得る

このルールを知ることで、あなたが日頃の予定やクラスの時間割を計画するときに、多くの時間を節約してくれます。イギリス英語(今からはただ「英語」と呼びますね。良いですか?)日付は通常以下のフォーマットで書かれます。→ 日/月/年。よって、05/10/20 は、2020年10月5日を意味します。

しかしながら、大西洋を渡りアメリカに向かうと、日付は異なる順番で書かれます。→月/日/年。アメリカ英語では、もし2020年10月5日にコンサートに行くとしたら、チケットの日付の表記は 10/05/20 となります。

 

2. いくつの “l” が必要?

 

英語における多くの一般的な単語は、 ‘l’ のように二重子音を持っています。例えばtravelledやcancelledなどです。多くの場合、アメリカ英語ではtraveled canceledのようにこれらの二重子音をカットしてしまいます。

アメリカ英語でも、二重の l のスペルをキープする場合がわずかにあります。これは、最初の音節ではない音節にアクセントがある単語で起こります。強調部分がコントロールされているので、二重の l を持つことになるのです。これは、二重の t をキープするときのように、他の二重になる文字と共通するものです。

 

3. 母音に気を付けよう

余分な母音を加えたり取り除く上で、特に ‘ou’ 周りの音はミスを起こしやすい箇所です。一般的なルールとして、イギリス英語では ‘ou’ を使用しますが、アメリカ英語は ‘u’ を気にせず ‘o’ のみを使います。

いくつかの最も一般的な例としては、colour、favourite、behaviour などの英単語があり、これらはアメリカ英語ではそれぞれ color、behavior、favorite となります。

 

4. SかZか?

もう一つ、混乱を招きやすいスペルの違いがあります。アメリカ英語が発展していくにつれて、英単語の末尾のたくさんの ‘s’ が ‘z’ に取って代わりました。それらは声に出すと同じ音ですが、書くと異なります。例えば、イギリス英語では あなたは organized されてるかもしれませんが、アメリカ英語では organized されるかもしれません。これは realise (realize)、 cosy (cozy) や apologise (apologize) と同じです。

 

5. 暑くなってきましたか?

イギリスでは、温度は摂氏で測定され、これは centigrade としても知られています。これの目盛には、水が氷結する温度(0°C)と水が沸騰する温度(100°C)の間に、100ポイント、もしくは度があります。そのため、イギリスの暖かい夏の日では、天気予報では気温が25度になることがあります。

アメリカでは、温度は華氏で測定され、水が氷結する温度が32°Fで、沸騰する温度は212°Fです。そのため、誰かが「25度」について話しているときは、彼らが摂氏と華氏のどちらを使っているのかを知ることが必要不可欠です。なぜなら、暑い日もとても寒い日も、どちらも意味することがあるからです!

 

6. 単位について話しましょう

ヨーロッパのほとんどの国では、距離や重さなどを測るときにメートル法を使います。センチメートル、メートルとキロメートルが距離で、グラム、キログラムが重さです。しかしながら、アメリカでは未だに、元々はブリテン帝国によって作られた帝国の単位を使用しています。これは、距離をインチ、フィートとマイルで測り、重さはポンドとオンスで測ります。

イギリスではこれらはより複雑です。通常、メートル法と帝国式の両方を使用するからです。例えば、もしあなたがイギリス英語話者と話しているとして、短い距離は大抵メートルで表されますが、都市から都市への旅のような長い距離の場合には、キロメートルよりはむしろマイルが使用されることが多いのです。

7. ‘t’ を発音する

イギリスとアメリカにはたくさんの地方訛りが存在しており、どの発音が「正しい」発音なのか定義するのを難しくしています。しかしながら、覚えておくと便利な一つのルールとして、イギリス英語の場合は、単語の真ん中と最後にある ‘t’ を発音しますが、アメリカ英語ではそれを弱めるということが挙げられます。

アメリカ英語では ‘twenty’ のような単語は、もっと ‘twenny’ のように聞こえますし、 ‘party’ は ‘pardy’ になります。より顕著な英語での ‘t’ は、water、little や better などです。これに慣れるためには、次からアメリカ、またはイギリスのテレビを観たり、アメリカ、またはイギリスのアクセントのあるポッドキャストを聴いたりするときに注意するようにしましょう。

8. いくつかの癖のある表現

時折、2バージョンの英語では、同じものに対して異なる名前を用いることがあります。例えば、イギリス英語では、あなたが大学(university)で勉強するときにアパート(flat)を借りるかもしれません。一方アメリカ英語では、大学(college)で勉強するときにアパート(apartment)を借りるかもしれません。もしくは、昨晩イギリスでは、休暇旅行(holiday)に行く夢を見たかもしれませんが、アメリカでは休暇旅行(vacation)に行く夢を見たかもしれません。

 

9. 誰に話しかけているのかを考える

どちらのバージョンの英語も広く認知されているので、これらのルールはどちらが正しくて間違っているという話ではありません。もっと大切なことは、誰があなたの書いたものを読んでいるかということです。一般的に、アメリカ英語はほとんどの場合、アメリカで使用され、世界の他の場所の英語話者は、イギリス英語のルールに沿っている場合が多いです。

あなたはイングランドの友達とWhatsAppをしていますか、もしくは、ヨーロッパの英語話者の同僚とメールをしていますか?それとも、アメリカの大学に出願しますか?読み手のことを考え、適切なライティングに調整しましょう!

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