IELTS結果送付

IELTSスコアは、0点から9点までのレンジで、0.5点刻みで採点がなされます。たとえば、Overallのスコアが4点や7.5点といったケースはありえますが、7.25点といったスコアにはなりえません。IELTSのOverallスコアは、4つのセクションの平均スコアから構成され、それぞれのセクションでも同様に0点から9点までのレンジで採点がなされます。つまり、リーディングライティングスピーキング、そしてリスニングのそれぞれのセクションが同等の比重で採点されるようになっています。もし、4つのセクションの平均スコアの小数点が0.25点になる場合は、0.00へ繰り下げとなり、逆に小数点0.75点になる場合は、1.00へと繰り上げて計算されます。

結果送付

IELTSのスコアは、Overallのスコアとともに、各セクションのスコアが結果として送付されます。スコアの有効期限は2年間。IELTSスコアは、IELTS試験を受験後、13日後に開示されます。もしスピーキングテストが筆記試験の翌日に実施される場合には、スピーキングテストから13日後に結果が送付されることになります。

IELTSスコアの目安

IELTSスコアは、CEFR (the Common European Framework of Reference)に基づいて算出がなされます。たとえば、IELTSテストの平均スコアが6の場合、CEFRでは B2レベル、もしくは中上級レベルに相当します。大学学部課程のアドミッションにおいては、各大学・学位によって要求スコアは大きく異なります。一般的には、イギリスの大学の入学基準はIELTSスコア6.5、アメリカの大学の入学基準は7.0で十分なレベルとされています。また、一部の大学では、Overallスコアのみならず、各セクションにおいて最低点を設けているケースが多々あるため、注意が必要です。

IELTSのOverallスコア4.0以上が、一般的にはイギリスへの移住が認められる基準となっています。イギリスの一部のビザのほか、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドなどでは、更に要求スコアが高くなる傾向にあります。ビザの最新情報については、各国の移民局に随時確認をする必要があります。